株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズ（東京都港区、以下博報堂ＤＹメディアパートナーズ）は、テレビCMの出稿情報に連動してデジタル広告の配信を最適化する自動運用ソリューション「Digital AaaS Moment Ads」の対応媒体に、新たにAmazonスポンサー広告を追加し提供を開始する。テレビCMとAmazonスポンサー広告の連動による相乗効果で、購買に与える効果の向上を実現する。

近年、生活者のECサイト利用率は年々拡大している。経済産業省「令和3年度　電子商取引に関する市場調査　報告書」によると、令和3年の国内BtoC向けEC市場規模は20.7兆円と前年比7.35%増に拡大しており、広告主にとってもECサイトにおける売上の存在感が高まっている。一方、そのECサイト内での広告運用は単体で最適化される場合が多いため、他媒体との連携出稿で相乗効果を得ることのニーズが高まっている。

また、テレビCMとデジタル広告を連動させることで広告効果の大きな向上を狙うことができるが、テレビCMの出稿に応じてデジタル広告の配信量を手動で調整する運用は、オペレーション上膨大な負荷がかかり現実的ではない。

そこで、博報堂ＤＹメディアパートナーズと博報堂ＤＹホールディングスマーケティング・テクノロジー・センターが協働で開発・運用を進める、テレビCMに連動して各種運用型デジタル広告の出稿タイミングや出稿量を自動で調整できるソリューション「Digital AaaS Moment Ads」の対応媒体に新たにAmazonスポンサー広告を追加した。

これにより、テレビCM出稿のタイミングにあわせたAmazonスポンサー広告の入札レベル調整を、運用上の負荷なく行うことができるようになり、購買ファネルを狙った広告出稿の効果を向上させることができるようになった。

加えて、例えばテレビCMと同一の素材やテレビCMに出演するタレントを使用した素材を配信したりすることで、テレビCMと連動させた広告施策の実施も可能だ。

実際にこの機能を活用しテレビCMとAmazonスポンサー広告を連動させたキャンペーンは、連動させていないキャンペーンに比べて、購買率は2倍、 ROAS（広告費あたりの売上額）は1.8倍、クリック率は1.5倍となり、本機能の活用による購買効果の向上が確認されました。新商品発売シーンにおいても、テレビCMと連動させたキャンペーンの方がROASが高く、新商品発売早期から販売機会を拡大させる効果も確認されている。

（※1） 広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス（いわゆる「予約型」）から「広告効果の最大化」によるビジネス（いわゆる「運用型」）への転換を見据えた、博報堂ＤＹメディアパートナーズが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル＜AaaSは博報堂ＤＹメディアパートナーズの登録商標＞