REVISIO、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)ツール「Easy MMM」を提供開始
編集部 2023/6/22 13:00
家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS、本社:東京都千代田区、以下REVISIO)は、マーケターが自身の手で広告予算の配分をシミュレーションできるMMM(マーケティング・ミックス・モデリング)ツール「Easy MMM」(イージーMMM)の提供を開始すると発表した。
■MMMツール「Easy MMM」開発の背景と目的
企業として目指すべきビジネスの目標を達成するにあたって、広告宣伝やマーケティング活動がどれぐらい貢献したのか、また各広告施策の予算配分をどのように決めていくかは、広告宣伝活動に関わるマーケターや経営陣にとって非常に大きな課題だ。「広告宣伝費のROI」を明らかにしたいというニーズはますます強くなっている。MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)は広告の投資対効果を把握し、予算配分を最適化するために用いられる分析手法だ。ただし、その実行には専門家による高度な知見が必要となり、マーケター単独での分析が難しいという課題があった。この課題を解決するため、REVISIOでは担当者が自分の手でモデルを作成し、予算配分をシミュレーションできるMMMツールを開発した。
■MMMツール「Easy MMM」の特徴
Easy MMMは下記のような基本的なMMMのアウトプットを備えており、直感的なUIを操作するだけでMMM分析が実行できる。
■予測モデルの構築、予測精度の検証
■広告効果の分解、出稿金額に対する広告効果の把握
■予算配分の最適化・予算配分別のKPIシミュレーション
ビジネスKPIデータ(売上やWebレスポンス、サーチリフト、サーベイによる認知・想起データ)と広告出稿データ(テレビ、Web、雑誌、OOH等)を用意すればワンクリックでモデルが作成できる。複雑な統計手法について専門知識が無くても、担当者自身で簡単に設定できるのが特徴だ。
設定したツールから、すぐに分析結果がわかる。プロジェクト型のMMMでは、データサイエンティストと何度も議論を重ねモデルのチューニングをしながら、数ヶ月かけて分析結果を得ることがあるが、REVISIOが提供するMMMツールを使えば、数時間で結果を得ることが可能となる。
学習したモデルを使って、各メディアの予算配分の最適化やシミュレーションをすることができる。ターゲットとするビジネスKPIを達成するには、各メディアの予算配分比率をどのように変えればよいのか、また「テレビの割合は〇〇%以下にはしたくない」といった制約条件付きでの最適化も可能だ。
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