岡山放送、岡山の新拠点「杜の街グレース」でゼロバリアな街づくりを発信
編集部 2022/9/26 16:30
岡山放送株式会社(本社:岡山市、以下OHK)は9月23日にグランドオープンを迎える複合型施設「杜の街グレース」において、杜の街グレースを運営する両備ホールディングス株式会社(以下両備HD)とともにゼロバリアな街づくりに取り組む。
杜の街グレースは住宅棟、商業棟、OHK本社が入るオフィス棟がそろう複合型施設で、様々な人々や多種多様な機能が集まる岡山の新拠点だ。OHKは「誰一人情報から取り残されない社会」の実現に向け両備HDと連携し、杜の街グレースに集う様々な人々に向け情報アクセシビリティを推進。
視覚や聴覚に障害のある方だけでなく、杜の街グレースに訪れる人、住む人、働く人に向けて、ゼロバリアの理念を広く発信していく。
OHK発!「シュワQ」システム
「シュワQ」は、QRコード※を読み取ると、手話、字幕、音声での案内が動画表示されるユニバーサル対応の動画表示システムで、視覚や視覚や聴覚に障害のある方への情報提供ツールとしてOHKが企画制作するもの。
この「シュワQ」システムを両備HDが採用、多くの企業の賛同のもと、杜の街グレースでの導入が実現しました。9月23日の杜の街グレース開業に合わせ、施設紹介や避難ルートなどの9種類の動画案内を、施設内に掲示する。
QRコードを開発した株式会社デンソーウェーブもこの活用アイディアに対し「弊社の技術が活用されていることを嬉しく思うと同時に、本システムが広がり、多くの方々の充実した生活に貢献することを期待しています」とコメントしている。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標。
ブルーマスクで啓発活動
国連が定める「手話言語の国際デー」でもある9月23日、世界ろう連盟と全日本ろうあ連盟が、全国各地の名所や施設を青色にライトアップすることを呼びかけ、市民、地域、社会が一つになり「手話が言語」であることの認知を広める活動を今年初めて行うことに合わせ、全日本ろうあ連盟、岡山県聴覚障害者福祉協会、両備グループ 手話サークル『TRUE❤』の皆様とともに、杜の街グレース敷地内で啓発活動を行う。
2022年手話言語の国際デーロゴが入った青色のマスクと青く光るブレスレットを配布する。青色は国連のシンボルカラーで、周辺エリアでは当日18時からブルーライトアップを実施する予定だ。
「ユニバーサル・ミュージアム―さわる!“触”の大博覧会」岡山巡回展プレ展示
この展覧会は、来場者が展示品を実際に触り、触覚(視覚以外の感覚)に集中することで、感覚の多様性に気づきを与えていくもの。昨秋国立民族博物館で開催され、視覚優位・視覚偏重の従来の展示のあり方を問い直したユニバーサルな展示は、単なる障害者対応・弱者支援という枠を超えて国際的にも注目されている。2023 年春に開催予定の岡山巡回展に先立ち、1か月間のプレ展示を行う。
■会 期:2022 年9 月23 日(金・祝)~10 月23 日(日)
■開場時間:10:00~17:00
■会 場:杜の街グレース OFFICE SQUARE ANNEX 2 階
■入場料 :無料