19 JUL

読売テレビの2番組が第38回ATP賞テレビグランプリを受賞

編集部 2022/7/19 08:00

全国の制作プロダクションが制作した番組の中から優れた作品を表彰する「ATP賞テレビグランプリ」の授賞式が行われ、読売テレビが放送した2番組が、優秀新人賞と奨励賞を受賞した。

優秀新人賞を受賞したのは、読売テレビが昨年11月に放送したNNNドキュメント‘21『みのだん~夢コロナ青春大阪・強豪ダンス部の1年~』を制作したクリーク・アンド・リバーの加藤涼ディレクター。『みのだん』は、大阪の進学校・府立箕面高校のダンス部(通称:みのだん)が新型コロナウイルス禍に翻弄され、出場辞退を余儀なくされながらも奮闘する姿を描いた青春物語。「今しか撮れないモノと高校生の濃密な1年間を瑞々(みずみず)しい映像でまとめた」と評価された。受賞した加藤ディレクターは「ニュースの裏側にある高校生の努力や悔しさが、今回の評価につながったのだと思う。今後も真摯に制作に向き合っていきたい」とコメントしている。

【優秀新人賞】

NNNドキュメント‘21『みのだん~夢コロナ青春大阪・強豪ダンス部の1年~』
2021年11月7日深夜放送
受賞者:加藤涼(クリーク・アンド・リバー)

また、読売テレビが昨年12月に放送した『たとえるバラエティクイズ!鼻からスイカ』が、「情報・バラエティ部門」の奨励賞を受賞。レジスタエックスワンと共に制作したこの番組は、出産時の痛みを「鼻からスイカが出るよう」だと例えるような、世の中のあらゆる「例え」を問題にしたクイズバラエティで、「テレビが疲弊している今こそ“遊び心”含め、バランス感が“ちょうどイイ”番組だった。テロップや画面デザインもPOPなのに、今のバラエティ番組にありがちな“エグさ”が全くなく、実に“ちょうどイイ”。見る側にとって“気持ちのいい”番組だった」などと評価された。

【情報・バラエティ部門奨励賞】

『たとえるバラエティクイズ!鼻からスイカ』 

2021年12月16・23日放送(全国ネット)
制作会社レジスタエックスワン
企画・プロデューサー:中埜勝之(YTV)橘庸介(レジスタエックスワン)
演出:辻あゆみ(レジスタエックスワン)

■ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)

東京・大阪の主要テレビ番組制作会社約120社が加盟する団体で構成され、1984年に創設された「ATP賞」は、制作会社の社会的機能を高め、製作スタッフ一人ひとりの情熱や気概に応えることを目的とした歴史のある賞である。また作り手である制作会社のプロデューサーやディレクターが、自ら審査委員となって、優れた作品を選ぶ日本で唯一の賞でもある。

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