SMN、新聞×テレビ2大マス媒体の接触データを連携した広告配信プラットフォーム「Y×S Ad Platform」のサービス開始
編集部 2022/7/1 13:30
SMN株式会社(本社:東京都品川区、以下SMN)と株式会社読売新聞東京本社(本社:東京都千代田区、以下読売新聞東京本社)が協業して広告ビジネスを進めている「YOMIURI X-SOLUTIONS」(略称Y×S)は、新聞とテレビの2大マス媒体の接触データを連携した広告配信プラットフォーム「Y×S Ad Platform」のサービスを今月から開始する。
「Y×S Ad Platform」は、読売新聞グループの保有する新聞読者をベースとした390万IDのデータ基盤「yomiuri ONE」(*1)とSMNの保有するインターネット接続テレビ780万台の視聴データ「Connected TV Data Bridge(TVBridge)」(*2)を連携させたのが特色で、新聞とテレビの2大マス媒体の接触データを掛け合わせたデータマーケティングが初めて可能になった。
ターゲット層の読売新聞オンライン上の記事閲覧傾向とテレビ番組の視聴傾向を一元的に把握することで、デジタル広告の配信に活用できるほか、新聞広告の最適な使い方やテレビCMの最適な放送時間帯などを割り出すことも可能。これにより、デジタルメディアとマスメディアのシナジーを最大限に発揮させたコミュニケーションプランニングが実現できる。さらに、広告主の持つ顧客データや店舗購買データと連携させれば、より踏み込んだ効果検証も行える。
なおSMN及び広告配信事業者は、読売IDの利用規約においてユーザーから同意を得た内容に従い、個人を特定できない形でデータを運用する。
■YOMIURI X-SOLUTIONS(ヨミウリ・エックス・ソリューションズ)について
X=未知の可能性、Transformation(変容)、Experience(体験)を示し、これまでにない価値を新しく生み出し、UXにつながるソリューションを提供するという意味が込められている。略称の「Y×S」(ワイ・バイ・エス)は、YOMIURI × SMNにも通じ、両社の協業、シナジーをイメージしている。
■Y×S Ad Platform(ワイ・バイ・エス・アドプラットフォーム)について
新聞読者をベースとしたデータ(yomiuri ONE)とテレビ視聴データ(TVBridge)を連携させ、SMNのLogicad DSPを基に開発したアドプラットフォーム。媒体資料は、よりダウンロード可能。
(*1)yomiuri ONE
読売新聞東京本社が運営する「読売ID(会員数285万人)」をはじめ、読売巨人軍、読売旅行の会員IDを含めた計390万IDの属性に加えて、読売新聞グループ会社の運営するサイトの閲覧属性や、第三者情報の推定属性データを蓄積したCDP(Customer Data Platform)。
(*2)TVBridge
大手テレビメーカー4社が、ユーザーから広告用途へ利用の同意を得て取得している約780万台分のテレビ視聴データに、SMNが保有するデジタルメディアの接触データを組み合わせて、効率的な広告配信を実現するデータ活用サービス。