毎日放送、米・ニューヨークフェスティバルで『西本願寺音舞台』(英語版)が銅賞を受賞
編集部 2022/5/19 09:00
株式会社毎日放送(以下、MBS)は、2022年のニューヨークフェスティバルにおいて、同社が製作した『西本願寺音舞台』(英語版:NISHI HONGWANJI OTOBUTAI)がドキュメンタリー・THE ARTS(芸術)部門で「銅賞」を受賞したことを発表した。
MBSは、1989 年から毎年、古都の名刹に“舞台”を設え、「東洋と西洋の出会い」をテーマにした音楽イベント「音舞台シリーズ」を開催。今回、ニューヨークフェスティバルにて受賞した番組は、シリーズ34回目として2021年9月4日に行われた『西本願寺音舞台』の模様をまとめたものだ。
1957年に始まったニューヨークフェスティバルは、娯楽、ドキュメンタリー、ニュースなどのテレビ番組から、ラジオ、広告、マーケティング等を含めた総合メディアコンテストで、今年は42の国と地域から出品があったという。授賞式は例年、アメリカ・ラスベガスで開かれるが、今年はコロナウイルスの感染拡大によりバーチャル開催となる。
■ニューヨークフェスティバル受賞作品『西本願寺音舞台』(NISHI HONGWANJI OTOBUTAI)
※2021 年 10 月 24 日(日)放送分の英語版
出演:村松崇継、宮田大、Cocomi、中村祥子、錦織健、工藤静香、SILT、比嘉愛
【番組内容】
コロナ禍の影響で不安を抱える世の中に音楽の力で勇気と希望を届けたいとの思いを込め、出演アーティストたちが選んだテーマは「いのち」。映画音楽作曲家として著名な村松崇継が音楽監督を務め、日本を代表するチェリスト宮田大、バレエダンサー中村祥子をはじめとするアーティストたちが、それぞれの思いを込めてパフォーマンスを繰り広げる。
番組では、幻想的なステージに、生命科学者・柳澤桂子の詩集「いのちのことば」を織り交ぜながら紡いでいく。原因不明の病と30年以上闘いながら「生と死」を見つめてきた柳澤ならではの言葉を、女優の比嘉愛未が朗読。四百年前の華麗な桃山文化を彷彿とさせる伽藍に、「いのちのことば」が響く。
番組のクライマックスの「いのちの歌」では、歌手の工藤静香が、長女のフルーティスト Cocomiと母娘初共演し、歌のメッセージである「継承されてゆく いのちの尊さ」を体現。『西本願寺音舞台』は、「いのちのことば」を音楽に乗せ、安らかで穏やかな日々への願いを込めた番組となっている。