03 FEB

博報堂DYグループ、地上波CMとコネクテッドTVのOTT広告配信を統合活用する新しいテレビデバイス配信ソリューションを提供開始

編集部 2022/2/3 16:00

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区、以下 博報堂DYメディアパートナーズ)は、生活者のインターネット結線したテレビ(以下 コネクテッドTV)によるVODサービス視聴の急速な拡がりに対応するべく、地上波視聴傾向分析およびTVCM接触予測でセグメントを生成してコネクテッドテレビのVOD上で広告配信する手法を開発し、OTT(Over The Top)広告に対応する“Tele-Digi AaaS”(※1)の配信ソリューションとして提供開始を発表した。

“Tele-Digi AaaS”は、博報堂DYメディアパートナーズが提唱する、広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たし、広告主の広告効果最適化を通して事業成長に貢献する次世代型モデル「AaaS」のソリューションのひとつ。テレビとデジタル(テレデジ)を統合的に管理し、効果的・効率的な広告運用を行う。今回の提供により、コネクテッドTV上でのターゲティング配信が可能となる。

近年、生活者のテレビ視聴形態は多様化しており、コネクテッドTVで、地上波だけでなくVODサービスを視聴されることが増えてきている。それに伴い、各AVOD(Advertising Video On Demand)サービスでのデバイス別広告需要においても、コネクテッドTVの広告需要量がPCの広告需要量を上回るケースも見受けられてきている。すでにコネクテッドTVでのVODサービス視聴が一般化している米国では、コネクテッドTVを活用した広告配信が注目を集めている。

(※1) 広告業界で長らく続いてきた「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据えた、博報堂DYメディアパートナーズが提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル<商標登録出願中>

(※2)「Brand View Instream Ad™」は、配信対象をプレミアムな動画コンテンツのみに限定した運用型インストリーム動画広告サービス。

(※3)「ディスプレイ&ビデオ 360」は、Googleが提供する「Google マーケティング プラットフォーム」のプロダクトの1つ。キャンペーンのプランニングからクリエイティブのデザインと管理、オーディエンスデータの整理と活用、広告枠の検索と購入、キャンペーンの測定と最適化までを、この1つのツールで行うことができる。

(図1)ソリューションの全体像
(図2)可能なセグメント一覧

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