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映像情報メディア学会主催「コンテンツ技術賞」、TBS社員2名が受賞

編集部 2021/4/23 16:30

一般社団法人映像情報メディア学会主催の2020年度・第48回「コンテンツ技術賞」において、「“ひとり”で“正確な”生字幕放送を付与『もじぱ』〜地上波ニュース番組へ『音声認識AIとタッチパネル』の活用」の事績で、TBSテレビメディアテクノロジー局 松本降矢、ICT局 小林祥子が映像情報メディア学会「コンテンツ技術賞」を受賞。

 

 

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運用の様子:手元のタッチパネル上で音声認識AIで自動生成された字幕を修正し送出

通常、生放送の字幕付与は、高速タイピングのスキルを持つ複数のオペレーターが、阿吽の呼吸で「リレー方式」と呼ばれる連携入力で実現している。しかし、この技術を習得するには特殊なスキルが必要で、人材の確保と育成に時間も労力がかかる。そこで、増加傾向にある生放送番組に対応するため、音声認識AIを活用した生字幕放出システム「もじぱ」を開発し、地上波ニュース番組での運用を開始した。

現段階では全ての番組に対応できるわけではないが、「もじぱ」はスマートフォンのような操作感で、30分程度のニュース番組は1名で対応可能となり、広くかつ多くの視聴者に字幕付き番組を届けることが可能となる。

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