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岡山放送と山陽リビングメディア、視覚障害者に向けてコミュニティペーパーを音訳・寄贈

編集部 2021/4/13 08:00

岡山放送株式会社(以下OHK)と、地域に根差したコミュニティペーパー「さりお」を発行する山陽リビングメディア株式会社は、視覚障害などで読書が困難な方に向けて「さりお」を音訳する取り組みを4月9日より開始。音訳は視覚障害者など文字が読みにくい人のために、音声で情報を提供する活動で、図書や新聞などの文字情報を朗読・録音する作業までをさす。

OHKではこれまでも、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の“誰一人取り残さない”基本理念のもと、放送局として“誰一人情報から取り残されない”情報のバリアフリー社会を目標に掲げ活動を続けてきた。昨年12月には、27年間継続してきた放送活動「手話が語る福祉」の制作チームが、テレビ局の放送活動としては初めて「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者内閣府特命担当大臣表彰優良賞」を受賞。

このようなOHKの取り組みに対して、山陽リビングメディアでも障害特性に合わせた情報のバリアフリーの実現をしたいとの思いから「さりお」の記事を音声化し、視覚障害者に届ける取り組みをスタートすることとなった。音訳活動にあたっては、毎月「さりお」の中から記事を抜粋し、OHKアナウンサーが朗読を担当、文字を声に変え、視覚障害者と地域を繋ぐ役割を果たしていく。初回の音訳データは、本日岡山県視覚障害者センターへ寄贈される。その後CD化され、岡山県視覚障害センターを通じて岡山県立図書館、岡山・倉敷市立図書館、岡山盲学校、岡星寮に配布される予定となっている。