16 MAR

テレビ東京、IDaaS(認証ソリューション)の Auth0を導入

編集部 2021/3/16 12:00

テレビ東京(本社:東京都港区)が、Auth0株式会社(本社:東京都渋谷区)のAuth0(オースゼロ)を導入したことが3月15日に発表された。これにより、テレビ東京が取り組む東京・池袋を舞台とした新規プロジェクト「池袋ミラーワールド」のプラットフォームにおける認証ソリューションニーズに対応するシステム連携がサポートされる。

リアルとバーチャルが相互に渉しあう世界「ミラーワールド」を舞台に、多種多様な事業を活性化することで、リアルもバーチャルも街が元気になり、新しい文化やコミュニケーションが生まれる、というこの新規プロジェクト。テレビ東京では、これまでコマース事業やアニメ事業などのB2Cサービスを展開しているが、IDが乱立し、横展開できていない状況にあった。本プロジェクトをはじめ、今後プラットフォームを増やす場合、ユーザーを特定、嗜好を把握し、顧客満足度を徹底的に改善していくことが必要とされ、また有料イベントを実施するには、IDは必須。ユーザー嗜好を理解してプロジェクト進行させるには認証基盤が必須と考えたため、Auth0を採用することになったという。

Auth0は公開ドキュメントが充実しており、分かりやすい記載方法、サンプルコードまで用意されていたため、大幅に工数が短縮。今回のシステム設計に関しては、チーム内で仕様策定が行われ、ベンダーに依頼・開発したという経緯があり、Auth0を導入したことで、人材・工期の短縮や認証部分にかける人的なリソースを大幅に圧縮することができたという。

今回の導入について、株式会社テレビ東京ビジネス開発局の太田佳彦氏は、「我々は『池袋ミラーワールド』をはじめ、今後生まれるであろう新たなB2Cサービスを1IDマルチユースで今後展開していくことを目指していきたいと考えております。Auth0は拡張性・連携機能が充実しているため、事業展開がスピードアップすることも期待しています。また、他のIDaaSはIDごとの課金である場合が多いのですが、Auth0はMAUによる課金という考え方なので、アクティブユーザー数に応じたコスト計算で事業計画が立てられるため、大変助かっています」と述べている。

<Auth0(オースゼロ)の概要>

Auth0は、9000社以上の導入実績を誇る認証認可プラットフォームを提供。毎月、何十億ものログイントランザクションを保護し、複雑で開発者の負荷が高い認証機能の実装をAuth0に任せることで開発者体験(DX)を向上。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しながら、企業が世界中の顧客に信頼できる優れたデジタル体験を提供できるようにサポートしている。