ビデオリサーチ、デジタルクローン手法を活用した『リサーチ4.0』の開発を開始
編集部 2021/2/19 10:00
株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区)は「P.A.I.(パーソナル人工知能)」の開発を進める株式会社オルツ(本社:東京都港区、以下「オルツ」)と2021年1月にパートナーシップを締結した。これにより、『リサーチ4.0』(※AIによるデジタルクローンに代表される、新たな技術による次世代型のマーケティング技術、リサーチ技術)の研究開発を目指す。
ビデオリサーチは、新たな技術によるマーケティングやリサーチ方法の開発を『リサーチ4.0』と位置づけ、研究を開始した。この度、様々なAIソリューションの開発を通して企業の課題解決に挑むオルツとパートナーシップを締結することにより、『リサーチ4.0』の開発をさらに加速する。今回開発を進める『リサーチ4.0』は、従来のリアルモニターに加え、新たに5,000万~1億人のテレビとACR/ex※(生活者の属性や商品関与、メディア接触など網羅的に調査した、代表性のある大規模シングルソースデータ)情報を兼ね備えたデジタルモニターへの調査が可能となる。また、クローンDMP(※DMP=Data Management Platform)を活用することによって仮説検証の実施も可能となり、時間とコストの削減が見込まれる。個人情報保護が厳格化されているなか、個人情報を保有しないデジタルクローンの活用が期待される。
今回のパートナーシップの締結により、オルツが保有する個人の価値観をデジタル上で再構築するパーソナルAI「デジタルクローン」に、ビデオリサーチの様々なリサーチデータとその分析ノウハウをインプットすることで、従来の調査手法における課題を解決することが可能となったため、ビデオリサーチは既存の技術とは全く異なる次世代型の「リサーチ技術」の実働を目指して開発を進めていく。